準備ガイド ・ 次のステージ 所要 約20分

MCPで、
業務につなぐ。

Claude Code が手元で動いたら、次は 実務データに触れる段階。 ここから先が、本誌の主役「業務を動かす」スタートです。

前提: /setup 完了
所要: 20分
最初の接続: Google Calendar
これが「実務化の境界線」

これまでの /setup は、Claude Code を 起動できる ようにする手順でした。ここから扱う MCP は、Claude Code が あなたの実務データに触れる ための入口です。境界線をまたぐと、AIは「対話相手」から「業務システム」に変わります。

Step 01MCP とは何か(3行)

MCP(Model Context Protocol)は、Claude Code を 外部ツール につなぐためのプロトコルです。

MCP は Anthropic だけが提供しているものではなく、誰でも MCPサーバーを書けます。本誌では、すでにある公開サーバーを使うだけで十分です。

Step 02filesystem MCP ─ 標準でつながっている

Claude Code を cd ~/my-playbook で起動した時点で、そのフォルダを読み書きできる権限が標準で付いています。これが「filesystem MCP」です。

確認してみましょう。

terminal 共通
$ cd ~/my-playbook
$ claude
> このフォルダの構造を一覧してください

# Claude が ls 相当の結果を返してきたら、filesystem MCP は動いています

これで memory/ や knowledge/ のファイルを Claude が読める 状態になっています。Play 01 で組んだ 4ファイル構成は、この上で動いています。

Step 03Google Calendar MCP を追加する

ここから外部サービスへの接続を始めます。最初に入れるのは Google Calendar MCP。理由は、本誌の Play で最も使うからです。

1. MCPサーバーを入れる

terminal 共通
$ npm install -g @modelcontextprotocol/server-gcal

# 1分ほどで完了します

2. Google 側で API を有効にする

この手順は Google 側の UI 変更で表記が変わることがあります。最新の正しい手順は @modelcontextprotocol/server-gcal の README を参照してください。

3. Claude Code の設定ファイルに登録する

~/.config/claude-code/mcp.json MCP設定
{
  "mcpServers": {
    "gcal": {
      "command": "mcp-server-gcal",
      "env": {
        "GCAL_CLIENT_ID": "<Google で取得した ID>",
        "GCAL_CLIENT_SECRET": "<Google で取得した secret>"
      }
    }
  }
}
セキュリティ注意

このファイルには認証情報が入ります。絶対に Git に push しないでください(.gitignore に追加)。万が一公開してしまったら、Google Cloud Console で即座にクライアントを再生成してください。

Step 04動作確認 ─ 今日の予定を、AIに聞く

設定後、Claude Code を再起動して、最初の対話を試します。

terminal 共通
$ claude

# 初回はブラウザが開いて Google ログインを求められます
# 承認すると、ターミナル側に "gcal authorized" と出ます

> 今日のカレンダーに何が入っていますか?

# Claude が当日の予定一覧を返してきたら成功です

これで、Claude Code が あなたのカレンダーを読める 状態になりました。カスタムコマンド/daily-schedule も、内部でこの gcal を呼び出します。

Step 05境界線をまたいだ、ということ

Step 04 まで終わった瞬間に、あなたの Claude Code は 対話相手から、業務システムに変わりました。これは比喩ではなく、技術的にそうなっています。

ここから先の Play 04 以降は、すべてこの状態 を前提に進みます。メール、Slack、Notion、社内文書など、別の MCP を追加していくたびに、Claude Code が触れる業務範囲が広がっていきます。

今後追加していくMCP

Gmail MCP ─ メール返信補助・トリアージ用

Slack MCP ─ チャンネル要約・返信漏れ検知用

Notion MCP ─ 議事録・ドキュメント参照用

これらは本誌の各 Play で順に扱います。

— 次に読む
CH 02 / PLAY 04 ・ 公開予定

Google Calendar を、AIに渡す

MCP を実際に使って、朝の段取りを完全自動化する Play。今回入れた gcal がどのように Play 01 の /daily-schedule につながるかを実装します。

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