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準備ガイド ・ 使い方編 2026.06.11 公開

Claude Code 使い方ガイド ─
導入から、毎日の仕事で使うまで。

最初の起動から、実際の仕事を繰り返し任せられるようになるまでの順番を整理します。Claude Code って、賢いチャットだと思って触ると、たぶん肩透かしを食らいます。これは自分の仕事を覚えさせて、毎朝おなじ品質で働かせる道具なんです。 どれも本誌のプレイブック7本で、実際に手を動かして確かめたことだけ。まずは上から順に目を通してみてください。

対象: コードを書かないビジネス職
前提費用: Claude Pro 月20ドル
プログラミング: 不要

01Claude Code とは何か ─ チャットAIとの違い

Claude Code は、Anthropic 社の AI「Claude」をターミナル(あの黒い画面)から使う道具です。こう書くと、たいてい身構えられます。でも、やることは日本語で話しかけるだけ。プログラムは一行も書きません。

じゃあ、いつもの claude.ai のチャット画面と何が違うのか。違いはたった1つです。ここだけ押さえれば大丈夫。

決定的な違い

チャットAIは、毎回まっさらな状態から会話が始まります。昨日の話は覚えていません。Claude Code は違って、作業フォルダに置いたファイルを、毎回まず読んでから動きます。だから自分の文体も、優先度も、仕事の事情も、覚えさせたままにできる。毎朝おなじ説明を打ち直さなくていい、ということです。

本誌の Play 02 では、3日かけて磨いたプロンプトが、4日目の朝にいきなり壊れた話を書きました。犯人はプロンプトの書き方じゃなかったんです。チャットAIが「昨日の続き」を覚えておけないこと。それだけでした。Claude Code はこの弱点を、ふつうのファイルとフォルダで埋めます。話の全体像が気になったら、まずPlay 02「最強プロンプト」は、4日目で使えなくなったから読んでみてください。

02始める前に必要なもの

03最初の操作は、3つだけ

1. 起動する

作業フォルダでターミナルを開いて、claude とだけ打ちます。これで対話モードが立ち上がります。あとはもう、日本語で話しかけるだけ。まずはここまでやってみてください。

2. CLAUDE.md を置く

作業フォルダの真下に CLAUDE.md というテキストファイルを置きます。すると Claude Code は、動く前に毎回これを読んでくれます。最初は5行で十分。「です・ます調で」「箇条書きは3つまで」みたいな、守ってほしいことを日本語で並べるだけです。まず1行、自分のクセを書いてみてください。

いちばん多いつまずき

読まれるのは「claude を起動したフォルダ」にある CLAUDE.md です。ここ、最初にだいたい引っかかります。編集部も置き場所を間違えて、「文体メモがぜんぜん効かない…」と15分ムダにしました(Play 03 に失敗の全記録あり)。効いてないなと思ったら、中身を疑う前に、まず置き場所を見てください。

3. 話しかける

試しに「このフォルダの CLAUDE.md には何が書いてある?」と聞いてみてください。中身を要約して返ってきたら成功です。あなたの指示をちゃんと読んでから動く状態が、もうできています。

04覚えさせる ─ CLAUDE.md と memory/ の関係

使い込むほど、CLAUDE.md に何でもかんでも書きたくなります。これ、わかります。でもここで詰め込むと、あとで壊れるんです。7本の Play で痛い目を見ながら固めた、ひとつのルールがあります。

コツは、CLAUDE.md を「目次」にして、中身は memory/ フォルダに逃がすこと。半年いじらない文体メモは memory/style.md、毎週書き換える今週のテーマは memory/priorities.md。触る頻度が違うものを、同じファイルに混ぜない。これだけで、ぐっと壊れにくくなります。

なぜそうなるのか、そして編集部が250行のCLAUDE.mdを書いて自滅した記録は、Play 07「CLAUDE.md と memory/ で、AI に自分を覚えさせる」に全部あります。ここを設計するときは、先にこれを読んでおくと事故りません。

05毎日の業務にする ─ カスタムコマンドと MCP

カスタムコマンド ─ 1コマンド=1業務

.claude/commands/ フォルダに手順書(mdファイル)を1枚置くと、/ファイル名 で呼べる自分専用コマンドになります。編集部は毎朝 /daily-schedule と1行打つだけ。3秒で15分単位の工程表が出てきます(Play 04)。慣れてきたら、自分の繰り返し業務を1つ、コマンドにしてみてください。

ここで実体験から、ひとつ釘を刺しておきます。1コマンドに業務を何個も詰めると、途中で止まります。編集部は工程表とメール下書きと要約を1個にまとめて、金曜の工程表が16時に出てきました。朝の意味とは。だから1コマンド=1業務。これは守ってください。

MCP ─ 実務データにつなぐ

カレンダーやメールみたいな「生のデータ」は、MCP(Model Context Protocol)という橋渡しの仕組みで Claude Code に渡します。設定はだいたい20分。手順はMCP 設定ガイドで、Google カレンダーを例に1つずつ追っています。つないだ先で何ができるかは、Play 05(カレンダー)Play 06(メール仕分け)で実況中。まずはカレンダー1本だけつなぐところから始めるのがおすすめです。

06迷わない学習ルート

どこから読めばいいか迷いますよね。本誌の記事を「触って覚える順番」に並べ替えると、こうなります。この通りに上から進めば、まず迷いません。

07よくある質問

Q. プログラミング知識は必要ですか?
A. いりません。本誌の Play で「実コード」と呼んでいるものの中身は、自分の業務を文章で書き出したテキストファイルです。いちばん大きい Play 02 でも128行、その大半はただの日本語です。
Q. ChatGPT と併用してもいいですか?
A. ぜんぜんアリです。ちょっとした質問や、文章の壁打ちなら、いつものチャットAIで足ります。毎日くり返す業務とか、自分の事情を覚えさせたい業務だけ Claude Code に寄せる。そんな住み分けが現実的です。
Q. 料金はいくらかかりますか?
A. 最低限は Claude Pro の月20ドルだけ。編集部が実際に払っている額(Pro+API分の数百円)まで含めて、料金まとめで隠さず出しています。
Q. 何から読めばいいですか?
A. まだ入れていないなら導入ガイドから。もう入っているなら Play 03(最初の30分)へ。ここがいちばん早く「動いた」を味わえるように作ってあります。
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準備ガイド ・ 所要 約20分

Claude Code をインストールして、最初の1コマンドが動くまで。

Pro 契約、Node.js、インストール、認証、そして最初の CLAUDE.md まで。Mac も Windows も大丈夫。ゼロから20分、手順を1つずつ追える準備ガイドです。で、まずはここから手を動かしてみてください。

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